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HAMU ISEN



遠い親戚
子供の頃、国内のあちこちに親戚がいるように世界中にも親戚がいて、彼らに会いに世界中を旅できるだろう、と勝手な辻褄をあわせていた。 限りある人生ならば、そのくらいのことは保証されているはずだと。 しかし、実際には海外に親戚なんて一人もいないことを知り、少しばかりショックを受けたのを覚えている。 盲点や制約から解かれて、行先も決めず何の根拠もなく何処かに向うことができる ーアートにはそんな不思議な時空の感覚がある。 それは「広い世界と人生の保証」を信じていた子供のころの“勝手な辻褄”と、どこか似ている。 私の知らぬところで、私の作品が見ず知らずの他人にとっての“遠い親戚”のような存在になっていたら面白い。
2025年9月3日


地上のメチエ
「メチエ」という謎めいた言葉を初めて聞いたのは専門学校時代まで遡ります。 飲み会の席で二つ上の先輩がとある先生に「お前の作品にはメチエがない」、と言われた場面を今でも鮮明に覚えています。実際の会話でメチエという言葉を聞いたのは、ひょっとしてその一回きりかもしれない。つまり今...
2024年4月6日


自作について「両義的存在:女性性と男性性」
古来より高山には天からのエネルギーが降りてきやすいといわれている。 ある人から聞いたところによると、天から言葉を降ろしてくる役割を女性が担い、男性は女性が受け取った言葉を文字にする役割を担ってきた。しかし、次第に文字を起こす側の男性が権力を握り、現代までその流れが続いている...
2024年1月29日
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